悠久4500年という中国薬膳のなかで、冬虫夏草や霊芝という頂上の食材の陰に隠れていたキクラゲが、ようやく日本で、その実力を顕し始めた。 |
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広葉樹の朽木に寄生するキクラゲは1400年前の漢王朝の時代から薬膳料理の食材として有名で「木耳」と表記されて人工栽培されていた。 英語圏でキクラゲは「Jewʼs Ear (ユダの耳)」とも呼ばれ、その昔、キリストを裏切ったユダがニワトコ(庭常)の木で首を吊った際に、ちょうどその木に発生していたキノコだったと言われている。したがってある地方のクリスチャンたちは、キクラゲを忌み嫌って食べない習わしがあるそうだ。 また日本では、食感がクラゲに似ていることから「木のクラゲ」といわれたのが、キクラゲという名前の由来だと言われている。 |
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キクラゲ多糖体 |
中国で木耳は五木(槐、楡、桑、楮、柳)に発し、気を益し、飢えず、身を軽くし、心を強く、痔を治すなどの薬効があるとされており、鍋物や炒め物の副材として重宝されていた。また鉱山で働く作業員は、給料日になると1ヶ月分の木耳を支給されて家庭で食べる習慣がある。これは木耳の肺内浄化作用が顕著であるということである。 栄養としては、キクラゲ多糖体という成分が多く含まれている。これはキクラゲ特有の高分子多糖体で、免疫システムを担う免疫細胞を活性化させたり、NK細胞の増殖を促す「サイトカイン」という物質をつくるなど、コロナ禍においては特に注目されている成分である。またビタミンDや鉄分、カリウム、マグネシウムなどミネラル類の含有率も高いので、これらの補給源としても貴重な食材となる。 |
キクラゲの栽培手順 | ![]() |