銅(Cu)はどのようにして、水素と酸素から水の生成に触媒作用を示すのか解明してみましょう。
そもそも銅には、酸素分子を解離して酸素原子を生成し,水素分子も解離して水素原子を生成する能力があります。
原子となった酸素と水素は、分子結合する酸素や水素に比べて速やかに強く反応します。まず、銅によって生成された酸素原子が銅と結合して酸化銅(CuO)を形成し、酸化銅は水素原子2個と反応して水と銅を生成します。この際、銅は酸化銅になりますが水を形成すると再び元の銅に戻って、形を変えたり性質が変化することはありません。これが即ち、触媒反応です。 |