胃癌がリンパ節と肝転移で余命3ヶ月
佐賀県神埼市 久保守男(81)
はじめに 
私の暮らす佐賀県神埼市は、弥生時代に活躍した卑弥呼の郷として全国的に名高い吉野ヶ里遺跡があります。そのすぐ近くで、定年後に大好きな野菜作りを始めて元気に暮らしていたのですが、80歳を迎えた夏の終わり頃から、突然と食事が喉を通らなくなりました。食べた物を飲み込むと胸につかえて、すぐにもどしてしまう状態です。たまらず病院で検査してもらうと「食道がん」 の疑いがある、ということで国立病院九州がんセンターで診療を受けるように勧められました。
佐賀県に甚大な被害をもたらした大雨が通り過ぎた2019年9月12日に、CTと内視鏡による精密検査が始まりました。結果は、食道胃接合部癌・リンパ節転移・肝臓転移という末期的状態だといわれました。
すぐに入院して抗がん剤治療が始まりましたが、体力的にも継続できなくなり食欲もなくなって体重は40キロを割り込むという、いわゆる栄養失調状態に陥ってしまって、担当医から下されたのは「余命3ヶ月」という厳しい診断でした。やむなく10月中旬、自宅で終焉を迎えるべく決断をして、退院をしたのでした。
その私が2020年1月30日の検査で「噴門部のがんがほぼ消えています。リンパ節転移も、肝転移もほとんど見られません」と、同じがんセンターで診断されたのです。
いやぁ、驚きました。確かに体調はすこぶる快調で食事も飲み込めるようになり、しかもすごく美味しく食べられます。体重もわずかな間に15キロも肥えて、気持ちもすこぶる爽快なんです。
11月末から、溺れる者はワラをも掴む気持ちで始めた「食事革命」が、わずか2ヶ月という短期間で、余命3ヶ月といわれ朽木のように衰弱した身体に奇跡をもたらしてくれました。
 
家族会議
9月12日:内視鏡検査・CT検査
下部食道・噴門部・胃体部小彎に3号腫瘍あり、リンパ節転移・肝転移
 
ここまで癌が広がっているのだから「抗がん剤以外には考えられない」というのが担当医さんからのご意見でした。しかし私とすれば、苦しまずに終焉を迎えたいという気持ちが強くて、もうどうせあの世に行くのなら旨いもの食べて、美味しい酒呑んで(流動食しか胃に入らない状態なのに)楽しく余生を暮らした方が良いと家族には伝えておりました。
しかしながらこの身体、どうでも自分の自由にはならないようですね。有り難いことなんだろうけど、妻や子供たちは「お医者さんが言われるように、苦しくても努力して長生きしましょうよ」と説得してくるし、そこまで言われれば仕方がないかなぁと、諦めかけておりました。そして最終的な判断を、東京で会社をもって活動している息子に委ねることにしたのです。 
それからというもの、息子は抗がん剤の情報を随分と調べていたようです。そして「他の方法で治せるもんなら抗がん剤はやりたくないよね」と言ってましたが、数日後に「食事革命という画期的な食事療法があるのでメールで送るから」と連絡してきました。娘たちに「食事革命」について目を通してほしいと頼みましたが「こんなのは詐欺まがいの商法だから、信じてはダメ」と相手にされず、結局は息子が帰ってきてくれる日まで結論持ち越しということにしたのでした。
10月31日:血液検査(腫瘍マーカー測定せず)
 
食事革命を知ることに 
わずかばかりの流動食の外は喉を通らず、ますます痩せ細って、病態が悪化すればすぐに病院に行けるようにと、娘の家で数日暮らすという苦しい時だけが過ぎてゆきました。息子が帰っくる11月25日まではなんとか気力を回復しておけねばならないとは思いましたが、身体がついていかない日々が過ぎていました。
そしてその当日、息子が帰って来るなり「食事革命はすごいよ、抗がん剤をやめて、これをやろう」と、黄色い粉の入った袋を出して見せてくれました。
「これが冬虫夏草って言うんだよ。食事革命の中で唯一、スーパーやデパートで手に入らない食品なんだ。さっき発明者に会って、もらってきた」 と、ホームページを開いていろんなページを見せてくれました。
もちろん、娘は強く反対しました。「近代医学で治らない病気が、食品で治るなんて考えられないでしょう。食事療法って、すごく時間がかかるんだよ。おとうさんはそんなに時間をかけられない状態だよ」と。
「食事革命を1週間ほど続けると、効果があるかないかの答がでるらしい。1週間以内に楽になったとか美味しく食べられるようになったとか、何らかの効果があるらしいから、1週間ほど試してみれば良いじゃないか」と、息子は自信満々です。私としても、息子の意見に賛成でした。ここまで耐えてきたのだから、1週間ほど様子を見るなんて、軽いことだと思ったのです。そして、息子が帰ってきたその夜から、私の食事革命が始まりました。
 
検査で奇跡を確認 
食事革命は要するに、根本的に食事を見直すということでした。息子と知り合いだという冬虫夏草の発明者は、協会を立ち上げてこの活動に取り組んでいるそうで「悪いものを食べれば病気になり、食べ続ければ命を失う。良いものを食べれば元気になり、食べ続ければ健康になる」という基本理念を持って活動をされているそうです。
癌になったということは悪いものを食べ続けたということなので、それが何かは分かりませんが、この協会が教えているように食事を根本的に変えてゆかねばなりません。 家内にも協力してもらって食事を見直し、息子が持ってきた冬虫夏草を三食三度食べるという闘いが始まりました。
そして4日目、奇跡が始まりました。まず、流動食しか通らなかったのに固形のものでも噛めば食べられるように変わりました。おそらくですけど、胃噴門部の腫瘍が小さくなっているからではないでしょうか。それからというもの、食べ物が美味しくて美味しくて、驚きでした。そして息子が言ってたお試しの1週間、はっきりと奇跡を確信しました。身体のだるさも軽減し、朝の目覚めも爽快なんです。息子に電話すると「間違いなく効いてきてるんだよ」と喜んでくれました。
食事革命を初めて10日目、がんセンターに行って検査を受けました。内視鏡検査の結果では以下の通り診断され、奇跡を確信したのでした。
12月5日:内視鏡、CT検査、血液検査
9月の検査と比べると下部食道、噴門部、胃体部小彎の3号腫瘍が縮小傾向にある
腫瘍マーカー測定せず
 
久保診断書
内視鏡写真
確かに食事革命が効いてる、身体も快調だし病院の検査結果でも回復の兆しがみえる。正直、娘のいうように私だって、食事療法なんて即効力なんてないのだから、余命3ヶ月と宣告された癌の進行の方が早いのだろうと思っていたのです。まさに、この身体の中ですごい奇跡が起きているとしか思えませんでした。
12月26日:血液検査(腫瘍マーカー測定せず)
 
胃の腫瘍がさらに縮小 
令和2年が明けても食事革命はつづきました。息子の言うとおりになっているので、今では近代医学信奉者の娘も、これを認めてくれたようです。そして開始からちょうど2ヶ月を経過した時点で、CT検査を実施し、担当医から以下の診断を頂きました。
2020年1月27日:胸部・骨盤CT検査
食道の腫瘍は前回より縮小、胃小彎側、膵頭上部、傍大動脈の多数のリンパ節転移も概ね縮小、肝S6部転移もさらに縮小
 
血液検査はおよそ毎月実施しましたが、どういうわけか、腫瘍マーカーの測定をしてもらったことがありません。これを不思議に思って息子に尋ねると「腫瘍マーカーは癌の有る無しや化学療法による回復度合いを調べるために必要なんだ。お父さんの場合は癌と決まってるし体中に癌が散らばっているし、回復する見込みもないからマーカーを調べる意味がないということなんだよ」という回答が返ってきました。
そう言われればそうですね、余命3ヶ月ですから、この段になって回復度合いを調べるたってお金の無駄ですよね。病院は去年の9月の時点から、私を見捨てていたといことなのでしょう。 
 
明るい未来がみえてきた
令和2年1月末日、担当医さんから「身体がだいぶん良くなってきたので、抗がん剤治療を再開しましょう」と言われ、すぐに息子に連絡を入れました。そうすると息子は「抗がん剤はやめた方がよい。良くなっているのだから意味がないじゃないか」と言います。いろいろ心配してくれて「自分も医者と会って話しをしてみるから、血液検査で腫瘍マーカーCEAとAFPとCA19-9を測ってほしい」といってくれました。腫瘍マーカーを測って、治療がどう効果を上げているか推移を見てみないと、判断しようもないそうです。 
2月13日:血液検査(腫瘍マーカー測定)
CEA:12  CA19-9:111
帰ってきた息子は、血液検査データを食事革命の協会に送りました。協会からは「胃ガンが快方に向かってよかった。腫瘍マーカーAFPがないから判断しにくいけど、肝転移よりも膵臓転移、胆管転移が心配」との見解を示していたそうで、食事としてはさらに植物含有のカルシウム(海藻や小松菜など)を積極的に摂取するよう、アドバイスされたそうです。
食事革命を始めて2ヶ月半、息子が話しをしてくれた担当医さんは「癌は絶対に治りません、延命するためには抗がん剤を欠かすことが出来ません」と主張し、副作用が出ないように量を減らして抗がん剤を使う、ということを提案してくれたそうです。

協会が提唱するのは「癌になったら、身体に良いものを食べ続けることで癌を克服する」ということであって、近代医療がダメだとか医薬を拒否しているものではありません。今後も、よくよく担当医さんと話し合いを持ちながら副作用のない医療を希望し、食事革命でしっかりと身体に良いものを食べながら身体を強くして癌を克服することが大切だと言うことです。

食事革命、お陰さまで「余命3ヶ月」は無事にクリアできそうです。体重も55kgを越え、美味しく食事を頂けて体調は元気そのもの。暖かくなったら畑に出て野良仕事でも始めようかと思う今日この頃です。ありがとうございました、家族ともども深く感謝しております。
余命3ヶ月は終了いたします